2013年7月30日火曜日

東京、多摩川の夕空

山から戻って東京に入ると、

空はやはり透明感が薄れて

なんとなく物足りない。

要するに、迫力がないのだ。

だが、それでも、

多摩川の河川敷で見る夕暮れは

好きだ。


写真は昨夕。

涼しい風が、河川敷一面にへばり付いたクズの葉を擦り、

アブラゼミが、ジャワジャワと、カワヤナギを揺らし、

カワセミが、ピーっと鳴いて、薄暮を切り裂く。


ボクは、コンクリートブロックに腰を下ろして、

それを見ている。

2013年7月29日月曜日

登山して来ました。

27日から28日、総勢7名で
南アルプス登山に行って来ました。

北沢峠にテントを張って
比較的ゆるゆるとした山行。

お天気に恵まれ、
十分に楽しむことができました。



登山道脇はコケ類に覆われ、
そこからゴゼンタチバナが生えてきていました。

 ハナゴケの大群落を見つけました。
美しくて、しばし夢の時を過ごしました。

 岩峰に湧き上がる雲は、まさに夏。

ハイマツの実を鳥がついばんだのですね。 


仙丈ヶ岳六合目から鋸岳を望みます。


 鳳凰山に雲。


摩利支天に雲。


 小仙丈ヶ岳の稜線。


 ここにも、ひるまのお月様が。。


木々の葉が日光に透けて美しかったです。


2013年7月26日金曜日

ハエトリグモは忍者のように

ハエトリグモ


ハエトリグモは巣を張って獲物を待つクモではない。

自ら獲物に飛びついて、それを捕獲する。


俊敏で、

キュルキュルっと動いては(ササッと、ではない)

ピタッと静止。

それを繰り返しながら

移動する。


大きさや色(地味だが)、形がさまざまで、

一匹いっぴきに名前を付けたいくらいだ。


共通しているのは

クリっとして、体の割には大きく、まん丸な眼。

双眼鏡を前から見ているような、

そんな眼である。


その眼に魅せられた人もいるらしい。

2013年7月24日水曜日

なんとなくカマキリ

今日は「なんとなく」雨が降っている。


仕事は打ち合わせがあったりで、

「なんとなく」というわけではない。

一段落してところで、

なんとなく外に出てみる。

そしてなんとなく、

家の前の草叢を見れば、

成熟途中のカマキリが

草と同化して静止していた。

カマキリは、なんとなくそこに居るわけではないだろうが、

(たぶん餌がやって来るのをジッと待っているのだ)

ボクには、彼女がなんとなくそこに居るように見える。


なんとなく雨の降る一日は、

なんとなく過ぎてゆく。

2013年7月23日火曜日

小さな世界の、小さな営み


玄関脇の

直径40cmあまりの小さなスイレン鉢。


そんな小さな世界でも、

小さな営みが次々と展開される。


朝開いたスイレンの花に、

小さなハチがやってきて、

花粉を身体に付着させながら、花芯に潜り込み、

吸蜜する。

もう、ひたすら

吸蜜する。


その近くには、

動きを止めて捕獲を狙うササグモがいる。


吸蜜で頭がいっぱいのハチは、

やすやすと

ササグモに捕獲される。


棘の生えた足は、

ハチを逃がさない。

2013年7月22日月曜日

アオモンイトトンボ♀(メス)

このアオモンイトトンボは♀(メス)であろうと推察




真横からのアングル、

腹部第二節に突起(副性器)がありません。

アオモンイトトンボ

今朝、玄関脇にいたトンボです。


アオモンイトトンボ♂
(いや、♀っぽい。別のアングルから見ると副性器の突起が見えない)

スイレン鉢の羽化殻は、このトンボのものでした。

イトトンボ系に絞り込んではいましたが、

これで判明。

ということは、先日、軒にとまっていたトンボは別種。


水を張ったスイレン鉢を置くだけで

東京といえども、いろんな昆虫が来るわけです。

2013年7月21日日曜日

内視鏡でメダカを見る


スイレン鉢に内視鏡を突っ込み、

メダカを正面から見てみる。


おとぼけ顔

トンボの抜け殻


朝、玄関に出てみると

何かが飛んだ。

トンボだ。


あまり見かけない種類だ。

トンボはいったん軒に止まって、

それからどこかに飛んでいった。


玄関脇のスイレン鉢に目をやると、

ヤゴの抜け殻、つまりはトンボの抜け殻。

ここから飛び立ったのだね。


買った水生植物に付いてきたのか、

トンボがやってきて卵生んだのか、

定かではないが、たぶん前者だろう。


スイレン鉢の水面は、

すっかり浮き草で覆われてしまってる。

2013年7月20日土曜日

屋根の上で夕焼けを見る Evening glow above a roof



屋根は何のためにあるのだろう?


空を見るため。




屋根はいつも、空にひらけているからね。

空を見たかったら、屋根に登らなくっちゃ。


そういう場所なのだから。

2013年7月16日火曜日

夏祭り Summer festival


七つの山車が競い合う

何で競い合うかといえば、

なんと!

昭和の歌謡曲!

「わたしの ラバさん 酋長の娘ぇ~♫」

とか。。。

アキアカネ Dragonfly


ちょっと、そこの奥さん、

「とぼけた顔してるわね」

なんて、言わないでよ

おいら、必死なんだからさぁ。

風が強くてねぇ、

おまけに、

茎の細い草なんかにとまっちゃったから

身体が安定しなくて。。。(おっとっとっと)


ま、

とぼけてるっちゃぁ、とぼけてるわな。

ハクサンフウロ(白山風露)


高原のタンポポ Dandelion


朝日  満ち、

風  駆け抜け、

花  さやけく震え、

鳥  啼き、渡る

2013年7月12日金曜日

カラスウリの花



今朝、カラスウリの花。

秋には実がなる。

その実が梓(あずさ)に結びつけた文に似るところから、

玉章(玉梓/たまずさ)

とも言う。

今秋は、その実を採取してみたい。


この月は 君来まさむと 大船の 思ひ頼みて いつしかと 我(あ)が待ち居をれば 黄葉(もみちば)の 過ぎて去(い)にきと 玉梓(たまずさ)の 使ひの言へば なす ほのかに聞きて 大地(おおつち)を 炎と踏みて 立ちて居て 行くへも知らず 朝霧の 思ひ迷(まと)ひて 杖足らず 八尺(やさか)の嘆き 嘆けども 験(しるし)をなみと いづくにか 君がまさむと 天雲(あまくも)の 行きのまにまに 射ゆししの 行きも死なむと 思へども 道の知らねば ひとり居て 君に恋ふるに  音ねのみし泣かゆ (作者不詳 万葉集 巻十三 三三四四)

万葉を見て思い出したが、

今は蛍の季節でもある。

関東は源氏蛍が六月に先行し、

七月は平家蛍が飛び交うという。

昨夜も恋の緑光が見られただろうか。

2013年7月7日日曜日

新暦7月7日の虹 Rainbow

強烈な日差しが積乱雲を作り出し、

夕立が虹を生んだ。

その役目を終えた積乱雲が、

虹を残して、潔く崩れ、引き下がる。


新暦7月7日の太陽 The Sun

昨日の梅雨明けから、

一気に太平洋高気圧の世界となった。

今年は、まことにはっきりとした夏の訪れである。

太平洋高気圧に覆われるということは、

気流が安定するということでもある。

太陽撮影時にも、

ピントが合わせやすくて、

それを確認できた。



明日は新月だから、

いま、月は太陽近傍にあるのだ。

あまりにも細くて弱々しく、

おまけに太陽が眩しくて、

見えない。


写真 Photography

ボクには、どう見えるか?

カメラには、どう写るか?

2013年7月6日土曜日

パセリの花 Flower of parsley

僕らは意外と身近なものを知らない。

パセリの花もそのひとつ。

いったい、どんな花なのだろう?




ツボミは、五本の雄しべが内側に丸め込まれるように閉じ、

花弁か萼かは定かではないが、

花が開くと雄しべは外側に開放され、

ぴょんと伸び上がる。


花の大きさは?

下の写真に写った蟻はもっとも小型の部類に属する蟻。


要するに、

1mmにも満たない花が、いくつも固まって、

そのそれぞれが、

それぞれの時期を見て、

それぞれの花を咲かせ、

それぞれの雄しべをヒョイと伸ばすわけだ。



2013年7月2日火曜日

ブログの移行 Moving blog


ブログをこちらに移そうと、作業を開始しました。
写真は6月14日の昼間のお月さまです。