昨日、寒気が入り込み、
今朝は冷え込んだ。
暖かい大気に冷たい大気が流れ込むと
それぞれに密度が違うから
交じり合う時に気流が乱れる。
以前、インドネシアの海に潜った時、
ちょうど深海からの冷たい海流が
島の周りの崖にぶつかって湧き上がる場所だったため、
しっかり眼を開いているはずなのに
なんだか急に眼が悪くなったように
目の前のサンゴや魚がぼやけてよく見えなかった。
最初は理由が分からなかったが、
仔細に見ると
海水がモヤモヤと交じり合って
まるで品質の悪いガラス板でもあるかのようになっているのであった。
このように、温度差は液体や気体の状態を不安定にするし、
また、当然のことながら
望遠鏡の状態も不安定にする。
望遠鏡の状態も不安定にする。
暖かい室内から
冷たい屋外に望遠鏡を持ちだした時
望遠鏡が暖かいうちは
内部の気流が乱れて
キリッとしたピントが出ない。
だから、しばらく放っておく必要がある。
だから、しばらく放っておく必要がある。
望遠鏡には、温度順応が大切なのである。
まあ、人間のウォーミングアップみたいなものである。